パキスタン、経済構造を調整し輸出の低下を緩和すべき

パキスタンの「フォーラム速報」7月29日付報道によると、パキスタン統計局はこのほど、2019年度のパキスタン外部経済が直面している重大な課題についてまとめ、2019年度のパキスタン輸入は9.86%、輸出は1%下落し、為替レートの低下は輸出の成長を刺激しておらず、経済は深刻な構造的な問題を抱えていると指摘した。輸出の停滞を解決し、国内企業のグローバル競争力を高めるなどの問題は、政府の政策決定部門の注目を集めなければならない。2018年度のデータを比較すると、石油業界はドル建て輸出の付加価値の主要部門であり、ニットウェア製品の輸出も増加しているが、主に製品価値の付加価値ではなく数量の増加に基づいている。地域別に見ると、巴中央銀行の2018年7月から2019年5月までのデータによると、巴対中、対米輸出は増加したが、同期のアフガニスタン、ドイツ、英国への輸出はいずれも程度の異なる停滞や低下を示し、その中で対アフガニスタン輸出は30%減少した。パキスタン政府は貿易赤字を減らすには、自国の製品の品質と基準の向上から着手し、輸出構造をさらに調整し、最適化しなければならない。