専利侵害賠償額の確定方法

人民法院は、特許法第五十七条第一項の規定に基づき侵害者の賠償責任を追及する場合、権利者の請求に基づき、権利者が侵害によって受けた損失または権利侵害者が権利侵害によって得られた利益に基づいて賠償額を確定することができる。

権利者が権利侵害によって受けた損失は、特許権者の特許製品が権利侵害によって販売量が減少した総数に、特許製品ごとの合理的な利益所得の積を乗じて計算することができる。

権利者の販売量が減少した総数が確定しにくい場合、侵害製品が市場で販売された総数に特許製品ごとの合理的な利益所得を乗じた積は権利者が権利侵害によって受けた損失とみなすことができる。

侵害者が侵害によって獲得した利益は、当該侵害製品の市場で販売した総数によって侵害製品ごとの合理的な利益所得の積を乗じて計算することができる。

侵害者が権利侵害によって獲得した利益は一般的に権利侵害者の営業利益に基づき計算し、完全に権利侵害を業とする侵害者については、販売利益に基づき計算することができる。